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江戸川区議会令和4年第3回定例会 代表・一般質問

えどがわ区議会だより(令和4年第3回定例会号)が令和4年12月1日に発行されています。新聞の折り込みなどで江戸川区内に配布されていますが、江戸川区議会の公式サイトでもデジタル版が配信されています。

江戸川区議会の令和4年度第3回の定例会で区政への質問として行われた代表質問と一般質問に関して、その質問と答弁の要旨が掲載されています。私が関心を持ちました自民党の区議の代表質問・一般質問の内容を紹介したいと思います。

まず、代表質問と一般質問の意味については、あまり知られていないようですが、「議会用語の解説」(江戸川区議会公式サイト)において、代表質問と一般質問の説明がなされています。

「代表質問(だいひょうしつもん)」:行政全般にわたる諸問題に対し、議会の会派を代表して行う質問のことをいいます。

「一般質問(いっぱんしつもん)」:議員が行政全般にわたり、諸問題を区長等に対して質問することをいいます。

この代表質問について、少し説明を補足すると、代表質問は、議会の会派(大まかに言うと政党)の代表が行うもので、質問は会派を代表するものであることから、その内容は、会派・党の理念や政策を踏まえているものとなります。

代表質問や一般質問の内容を読んでみると、各会派・政党や個々の議員の問題意識を知ることができます。これらの質問に対して江戸川区行政側からの答弁がなされています。関心を持った自民党区議の質問と区長からの答弁について以下に書いておきます。

【代表質問】自由民主党 早川和江議員

問 子育て支援の取り組みについて。

①物価高騰で厳しい状況にある子育て家庭への支援のため、小中学校での給食費の無償化を。

②町会、自治会のデジタル化の推進について。

③すくすくスクールで子どもが高齢者にデジタル機器の使い方を教える等、新しい交流づくりとして「スマホお助け隊」を設置しては。

区長からの答弁

①児童生徒数が多く、その分お金がかかるため、財政の健全化と継続性を考えて、様々な角度から議論を重ね検討を進めたい。

②鹿骨地区の自治会連合会がタブレットを購入し、ICTの講習会を実施している。町会自治会の更なる活性化のために、デジタル化の推進を支援していきたい。

③子どもと高齢者の双方向の交流にもなるため検討していきたい。

【一般質問】自由民主党 斉藤つばさ議員

問 公園空白地域の解消へ向けて、今後どのようなアプローチをしていくのか。

区長からの答弁

町会自治会や不動産業界との連携や、ホームページ等で用地売却の相談受付を行いたい。空白地域の調査も行い、多方面からの情報提供で、公園用地の取得を目指していきたい

問 学校の夏季休業期間見直しについて。

①見直しに至った背景と目的、その効果とは。

②子どもの学力や体力向上に今後どのように取り組むのか、教育長の見解は。

区長からの答弁

①学習指導要領改訂や若手教員の増加で、教員の指導力が求められる中、教員の研修機会や授業準備時間の確保のため見直した。教員の指導力向上とともに、児童生徒の学習意欲の向上、体験活動が増える効果が期待できる。

②見直しにより生み出された1週間を有効活用し、教員が工夫を凝らして質の高い授業を展開することで、子ども達の学力・体力を身に付けさせていく。また、学校長には自校の学力と体力の詳細なデータを示し、改善と更なる向上に向けた具体的な方策を実践するようにしていく。

問 区長定例記者会見で発信した情報を、区の広報媒体を活用して広く区民に知らせては。

答 技術的な問題はあるが、将来的には、リアルタイムの中継ができるように検討したい

私が関心を持った自民党区議の質問事項は上のとおりですが、このブログ記事を見てくださっている江戸川区民の皆さんとして、えどがわ区議会だよりには、江戸川区議会の各会派(政党)の質問が記載されていて、各会派の問題意識が理解できますので、他の会派の質問も見てみるとよいと思います。「えどがわ区議会だより」では、QRコードが記載されており区議の質問の状況の動画を見ることができるようになっています。(筆者金井たかし(高志)のプロフィール

「金井たかし 江戸川区の政策研究(金井たかし公式HP)」

弁護士 金井たかし(金井高志)

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(江戸川区在住 弁護士 武蔵野大学[江東区]法学部・大学院教授)

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