防災

水害に対する防災・減災の備え(リスクマネジメント)の充実

幼児、高齢者、障害者などを連れた避難の対応策の整備

水害の危険性が高いといわれている江戸川区は、様々な水害に対する備えを行っています。水害時における避難行動、持ち物、家族や地域との助け合いなどを解説した『江戸川区水害ハザードマップ』や乳幼児(約32,000人)と一緒に避難するときのためのハンドブックとして『いつもの授乳を災害時にも~赤ちゃんのための授乳ハンドブック』を配布しています。また、「江戸川区障害者の防災マニュアル」も発行しています。
また、災害発生時には、最新の情報を知ることが重要となります。災害情報を得る手段としては、防災行政無線、区LINE、区Twitter、区公式ホームページ、FMえどがわ、J:COMえどがわなどが紹介されていますが、高齢者や障害者にどのように情報伝達を行うかはさらなる検討が必要であると考えます。
この政策に関係するブログ記事としては以下のものを書いています。
2022年9月13日「水害時広域避難 江戸川区」
2022年8月26日「子どもに対する減災・防災教育」
2022年8月5日「『江戸川区防災アプリ』の利用準備」
2022年7月29日「江戸川区『災害時トイレ確保・管理計画』」
2022年7月19日「東京都 災害時の透析医療」

2022年7月18日「江戸川区 災害時の透析患者の避難・対応」
2022年7月17日「江戸川区障害者の防災マニュアル」
2022年5月23日「江戸川区の町会・自治会の災害時の役割」

ペットを連れた避難の対応強化とペットフードの提供検討

災害発生時には、ペットとの同行避難が原則とされています。そして、江戸川区は区立小・中学校を一次避難所としており、そのすべての避難所でペット同行避難が可能です。しかし、動物の飼養場所は避難所から指定され、避難者の居室への持ち込みはできません。避難先ではペットは飼養者の自己管理が原則となります。現在、避難所には避難してきた人の食料は用意されていますが、ペットフードについては特に確保されていません。しかし、江戸川区には約2万頭の犬が飼われており、ペットを家族の一員としている方も多いものです。避難所におけるペットフードの備蓄がなされるよう検討することが必要と考えます。

この政策に関係するブログ記事としては以下のものを書いています。
2022年6月22日「災害時のためのペットへのマイクロチップ」
2022年6月8日「江戸川区のペット同行避難対策」
2022年6月7日「東京都での災害時のペット同行避難」

ペットへのマイクロチップ装着の促進

災害発生時には、ペットと離れ離れになってしまう可能性があります。犬や猫にマイクロチップを装着しておけば、飼い主と離ればなれになっても、マイクロチップの番号をリーダーで読み取り、登録されている情報と照合することで、飼い主のもとに戻ってくる可能性が高くなります。2022年5月13日付「読売新聞」によるとマイクロチップ装着に対して補助を行っている自治体もあるということです(横浜市や鎌倉市では補助制度があります)。江戸川区においては、首都直下地震また台風などによる水害という災害が高い確率で想定されるものですから、ペットの保護という視点から、飼主がマイクロチップ装着をする際の補助制度の構築も検討していきたいと思います。東京都の公式サイト内の「東京都福祉保健局」「犬、猫へのマイクロチップ装着に関する制度について(令和4年6月から施行)」のページで、新しい制度の説明がなされています。
【(努力義務)犬、猫にマイクロチップを装着しましょう】「ペットショップやブリーダーなどの犬や猫を販売する事業者には、令和4年6月以降に取得した犬、猫へのマイクロチップの装着が義務付けられました。犬、猫の飼い主の皆様には、所有する犬、猫にマイクロチップを装着するよう努めることが規定されました。」
【(義務)マイクロチップに飼い主の情報を登録してください】「マイクロチップが装着されている犬や猫を飼い始めた場合や、飼い犬や飼い猫にマイクロチップを装着した場合は、30日以内に飼い主情報を登録しなければなりません。令和4年6月以降にペットショップ等から購入した犬、猫には、必ずマイクロチップが装着されています(※)。所有者の情報をお店からご自身の情報に変更する「変更登録」が必要です。」
この政策に関係するブログ記事としては以下のものを書いています。
2022年9月19日「動物愛護週間 江戸川区」
2022年6月22日「災害時のためのペットへのマイクロチップ」

自宅避難者(垂直避難者)を想定し、各家庭へのモバイルバッテリー・充電池の供給

江戸川区として、防災・減災の備えの必要性はよく認識されていて。広域避難のことはよく周知されていますが、現実には、広域避難や避難所への避難をしない場合(自宅避難)があることも想定しておかなければなりせん。そこで、自宅での防災・減災のための準備を進めることが必要になりますが、停電が想定され、スマホなどが使用できなくなることが想定されることから、各家庭へのバッテリー・充電池の供給が検討されるべきものと考えます。
この政策に関係するブログ記事としては以下のものを書いています。
2022年9月13日「水害時広域避難 江戸川区」
2022年8月11日「町会による災害時のための防災グッズの配布」

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