2022年11月8日に「JR平井駅北口地区 市街地再開発事業」というブログ記事を書きましたが、江戸川区においては、JR平井駅の他に、JR小岩駅周辺地区の再開発事業が以前から進んでいます。その最初の地区として既にファスタ小岩Ⅰ街区とⅡ街区が完成しています。
私は高校生・大学生時代瑞江地区に住んでいましたので、瑞江から小岩まで京成バスに乗り、JR小岩駅からJRで高校と大学に通学していました。小岩駅周辺地区には現在行く機会は少ないのですが、再開発事業が進んでいますので、今回、江戸川区公式サイトで小岩駅周辺地区の再開発事業について見てみることにします。
小岩駅周辺の再開発事業について、いくつかの企業などのサイトで情報発信がされていますが、この記事では江戸川区公式サイトでの情報を中心に確認していくことにします。
江戸川区公式サイトの「JR小岩駅周辺地区のまちづくり」に小岩駅周辺のまちづくりに関する情報のページが集約されています。
このページからリンクが張られている「まちづくり基本計画等」(計画書自体は、平成21年策定、平成26年策定、令和元年策定のものが掲載されています。)のなかで「JR小岩駅周辺地区まちづくり基本計画2019(令和元年10月策定)」があります。
この基本計画では以下の内容となっています。
「100年栄えるまちづくり」という方針の下、小岩の歴史、現状と課題、また、未来へ向けた取組みが記載されています。具体的な内容としては、小岩駅周辺は昭和初期から江戸川区の中心として賑わいと繁栄を誇り、活気ある商店街と閑静な住宅街が共存するコミュニティ豊かなまちが形成されていましたが、時代とともに、小岩駅周辺の優位性はすこしずつ薄れて、駅周辺での年間小売り販売額は平成初期から25年余でおよそ半減したこと(約360億円の減少)が記載されています。
そして、このような状況を踏まえて、小岩駅周辺地区では、まちの課題を解決するため、平成19年から地域住民と江戸川区で小岩の将来像の基本構想、また基本計画2014をまとめ、その後、「JR小岩駅周辺地区まちづくり基本計画2019」をまとめたことが記載されています。この基本計画2019は、小岩駅周辺地区のまちづくりについて、わかりやすくまとめられています。
インターネット検索サイトでは、江戸川区の公式サイトにあるPDFのデータについて検索結果にあまり出てこないことから、小岩駅周辺地区の再開発事業の関心のある皆さんは、上の「JR小岩駅周辺地区まちづくり基本計画2019」を初めとして、江戸川区公式サイトに掲載されている資料をお読みいただくとよいと思います。小岩駅周辺の再開発事業に関する様々な情報を得ることができると思います。(筆者金井たかし(高志)のプロフィール)
弁護士 金井たかし(金井高志)
(江戸川区在住 弁護士 武蔵野大学[江東区]法学部・大学院教授)
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