まちづくり

旧葛西海岸堤防「将監の鼻」の由来

昨日2022年10月28日、西葛西地区への用事があり、旧葛西海岸堤防の跡の「旧葛西海岸堤防の碑」を見る機会がありました。また、旧葛西海岸へ流れ込んでいた左近川について、以前2022年9月25日に「江戸川区『左近川』の名称の由来」の記事を書いていて、その左近川の名称は「左近衛将監(さこんのえしょうげん)」という官位に由来するものであることを紹介しています。そこで、今回は「将監」という名称がついている「将監の鼻」の地名について調べてみたいと思います。

まず、この「将監の鼻」については、江戸川区公式サイトの「葛西海岸堤防」のページで「将監の鼻」の説明が書いてありました。ただ、ここでは名称の由来についての記載はありません。

「中央区観光協会特派員ブログ(中央区観光協会オフィシャル)」サイトの中の「向井将監が繋ぐ、石碑『将監の鼻』が江戸川区葛西にあった!」というタイトルの記事の中で、将監の鼻の場所・位置また名称の由来について詳しく書かれています。「江戸幕府の船の管理や海上巡視を担う御船手頭として活躍した向井忠勝屋敷や官位である左近衛将監名がついた左近川があったことに由来すると古老らの話で伝わっています。」とされています。

また、2022年1月13日付「読売新聞」で「我がまち再発見 東京西葛西編(下)」で、「将監の鼻」について触れられていて「将監の由来は、江戸幕府で船の管理や海上巡視で活躍した向井将監忠勝にちなむ。ここに屋敷があり、海に突き出たところで形が鼻に似ていたという。」と説明されています。

なお、「江戸川区の歴史と風景写真 江戸川フォトライブラリー」サイトで「地図でみる葛西海岸堤防の歴史」があり、ここでは「将監の鼻」の由来の詳細な説明はないのですが、葛西海岸堤防について写真や昔の地図がたくさん掲載されていますので位置的なことについて大変参考になります。

江戸川区の地名には、それぞれ歴史のあるものも多く、一つのことを調べると多くの新しい知識を得ることができます。これからも気になった地名などを調べていきたいと思います。(筆者金井たかしのプロフィール

「金井たかし 江戸川区の政策研究(金井たかし公式HP)」(東京都江戸川区)

弁護士 金井高志(金井たかし)

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(江戸川区在住 弁護士 武蔵野大学[江東区]法学部・大学院教授)

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